ゴルフの楽しみ方をご紹介する中で、是非トーナメントのコースに出向き生でプロの選手の技とトーナメントの迫力・雰囲気を味わってくださいと以前に申し上げました。これは本当に現場に行かないとわからないもの。勿論TV中継でもハイライトを確実に逃さず伝えてくれるし、プロの表情をアップで見られるという利点もありますが、ライブの臨場感はロックのコンサートのそれと同じくらい興奮するものです。
さて、タイトルのMETとは、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場のこと。オペラやクラシックコンサートは今がシーズン真っ只中ですが、何とMETのプログラムをハイビジョン撮影の大スクリーンで見られることをつい最近知りました。米国では完全にリアルタイムのライブで多分HBOやA&Eのような有料チャンネルで同時配信しているもののようですが、これを映画館で観られるようにしたものです。
日本では松竹系のMOVIXというシネコンの一部で上映しており、これを最近新聞の小さな広告で知りました。
今シーズンのプログラムで一番観たかったのは、豪華なセットと出演者の多いプッチーニの「トゥーランドット」ですが、ヴェルディの「アイーダ」ともども残念ながら既に終了。今週から始まったリヒャルト・シュトラウスの「バラの騎士」を先日観て来ました。
もともと絹のような中音域の声の素敵なスーザン・グラーム(ms)が大好きで、2001年にMETの日本公演があった際にも今回と同じルネ・フレミング(sp)と「バラの騎士」を競演していましたが、今回のライブ・ビューイングではゴルフ・ツアーの中継放送と同様にステージ全体とオーケストラ・ボックスの中の演奏者、それにプレイヤー個々の細かい演技や豊かな顔の表情までがハイビジョン映像の大スクリーンで堪能できました。しかも字幕付き。5万円も払って生を観るのも結構ですが、たった3,500円で素晴らしい舞台を隅々まで楽しめるのはオペラのまた別の楽しみと感じました。途中2度のインターミッションがありますが、幕間にはプラシード・ドミンゴ(tn)がインタビュアーとなり、グラームやフレミングなどステージを降りてきたばかりの出演者にインタビューをするという、なかなか見られない場面もあります。
オペラはオーケストレーション・声楽・演技など全てに最高のものが要求される、ステージアーツとしては最高の総合芸術です。
オペラなんて、と思われる方、これまでミュージカル映画を楽しんでこられたのであれば、是非一度ご覧下さい。2月6日からは名曲アリアの宝庫、ビゼーの「カルメン」が始まります。
はまりますよ。